自己出版で、最も知られているのはAmazon KDPのサービスだと思われる。私もだいぶ前から利用している。日本のKDPはずっと電子書籍だけのサービスだったが、最近やっと印刷本のサービスが始まった。これは朗報と言えるが、まだアメリカのAmazonに比べて、サービスの種類が少ないと言える。今後日本のKDPがどのような展開をするかは見守っていきたい。
ところで、Amazon KDPは、当初CreateSpaceと言うAmazonとは別の会社が自己出版を運営していたことが発端である。このCreateSpaceをAmazonが買収したのだが、しばらくは買収後もAmazonのサイトとは異なる、CreateSpace独自のサイトで運営をしていた。
その内容は印刷本だけでなく、CDやDVDのオンデマンド制作販売も行っており(ちなみにAmazonに回収される以前はそれらに加えて、音楽ファイルMP3での販売も可能だったが、不法コピーによる販売が横行したのか短期間でそのサービスはやめてしまったが。)、また表紙カバー制作のテンプレートも充実して、とてもよい制作サイトだった。
前に紹介したLuLuに似ているが、以下のようにな本のカバー制作のためにカラフルなテンプレート、タイトルや著者名、その他必要事項を加えてカスタマイズできるようになっていた。とても便利だった。
一方、CDの方、これも以下のような、ジャケット・デザインのテンプレートが用意されていた。
ちなみに上の段の左を使って、私が作ったのがこのCD。自分の気にいった写真をアップして、必要なテキストを書き込めばいい。
もちろん、このテンプレートを使わず、自分で最初から自分で作っても良い。尚、DVDにはこういったテンプレートはなかったと思う。
AmazonのCD、DVDのオンデマンド販売サービスを使って、わたしは他にも何枚かCDやDVDを制作した、何しろ無料でCDやDVDの販売ができ自動的にAmazonサイトで販売してくれるのだから。願ったりかなったり。
制作したCDの中でこのアルバムは2枚組で32pブックレット。32Pのブクレットはなかなか作れるものではないと思う。これを自分で購入した場合は6ドルくらいだった。
届いたのが、以下2枚組CD
何と32Pブックレット
ただこのテンプレートのサービスは、AmazonKDPのサイトに吸収されると、なくなってしまった。また、Amazonサイトで販売できる、CDやDVDのオンデマンド販売のサービスも2019年で終了してしまった。
結局、CDやDVDのオンデマンド販売のサービスは、日本のAmazonに上陸することはなかった(もっとも日本の仲介業者が有料でAmazonでCDやDVDのオンデマンド販売をやってはいたが)。なにしろ無料でCDやDVDの販売ができたのだから、もし日本のAmazonでこのサービスが行われていたら、大きな話題となったことだろう。
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