Water’s-Eye(水の目) : 「もうひとつの地球」という ライヴ・ミュージアム

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 Water’s-Eye(水の目) : 「もうひとつの地球」という ライヴ・ミュージアム

コロナ禍に加えて、ロシアによるウクラ イナへの侵略戦争と逼迫した地球情勢の中 で、抜本的な「ものの見方」へのシフトが 各界から緊急に求められている。  

その中で、通常の視点からの脱却を促す 「水の目」へのシフトへの提案は、最近稀 に見る画期的な提案である。  

「鳥の目・虫の目・魚の目」を、視点の 3原則と呼ぶ向きがある。「鳥の目」とは、 空を飛ぶ鳥のように俯瞰する目。「虫の目」 は、虫のように近距離から見るミクロな視 点。「魚の目」は、魚が水の流れに従って 泳ぐように、時流を読む目。しかし、人間 の目は、鳥・虫・魚と環境に合わせて早変 わりするわけではない。通常は、現実とい う混沌の中に居る自分をみている。その混 沌そのものを丸ごととらえる視点、それは 『水の目』と呼ぶ以外にない。  

* 何より、『水の目』という革新的な視点が、 日本人のアーティストからの発信であると いうことは、政治経済ではなくて、日本の 文化の世界的な貢献に大きく貢献するに違 いない。

日本の取り巻く混迷化した状況に真っ向 から向き合う意味で、読者一人一人に未来 への展望を示唆するマーカー(指針)とな る。

『水の目』でとらえた地球の未来につい て、話し合う機会があることを待望してい る

 2008 年5 月、ニューヨークの国連本部で開催された国連環境セミナーと展覧会[Unlearning Intolerance]に、「世界の7人のアーティスト」が招待され、池田一(いけだいち)はその一人、東・東南アジア、オセアニア地域の代表として、招聘された。そのセミナーでの講演で、池田一は地球環境問題とアースアートが結びつく重要性を訴え、そのためには従来の視点から『Water’s-Eye 水の目』へのシフトについて提唱した。そして、現実的なシフトへのアプローチとして、講演のラストに英語版ブックレット『Water’s-Eye』を希望者に配布したのである。
 「足元から、地球を見る」という『水の目』が描き出すのは、「人間地球」でも「コロナウイルス地球」でもない。「コロナウイルス地球」の自転の運動則は変異であって、「人間地球」では存在しない運動則である。二つの地球の自転則が全く相入れないので、地球のあるべき姿が収斂されてこない。『水の目』が向き合うのは、新たに立ち上がった公共性から、「もうひとつの地球」という万人共有が可能なフィールドである。
「もうひとつの地球」は、未来へと立ち向かう人の営為が克明化されるライヴ・ミュージアムだ。

 

 

 

 

 

 

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